【イチローに学ぶ】筋トレでどでかい成果を出すための9ヶ条【モチベ】

筋肉は毎日の食事、トレーニング、休養の積み重ねでできています。

それだけシンプルなのにも関わらず、人によって大きな差が出てしまうのはなぜでしょうか?

私はマインドの差だと思います。

今回は『イチロー思考 孤高を貫き、成功をつかむ』という本を参考に、アスリートとしてとてつもない成果を出したイチローから、そのマインドを勉強していきましょう。

イチローマインド9ヶ条

1.基本を徹底し、そこから離れよう

世阿弥の教えに「守破離」(しゅはり)というものがあり、イチローもこのステップを非常に大事にしています。

以下の図をご覧ください。

 

・1まず基本をやりこむ
・2そこから感じたことから改善
・3自ら一から創造する

まず自分が今どこにいるのか。実力を過信していないか。自分に聞いてみてください。

2.目標を数値化する

イチローは他人との比較である打率ではなく、絶対評価である安打数にこだわりました。

なぜなら打率一位は自分でコントロールできませんが、安打数は自分である程度コントロールできるからです。

しかしイチローはその安打数でさえもあまり重要ではないと言います。

もちろん達成するには越したことはありませんが、一番大事なことはモチベーション高めることにあるといいます。

筋トレをやっている方は以下のような指標を追い、いつまでにどれくらい達成したいのか書き留めておきましょう。

・各種目のmax重量

・部位のサイズ(腕、脚、胸)

・目標の除脂肪体重

・体脂肪率

3.小さなことの積み重ねがとんでもないところにいくただ一つの道

誰もが壮大な夢を描きます。しかし大抵の場合実現することはありません。

なぜなら目の前にある一見つまらないように思える小さなことを根気強く積み重ねることができないからです。

・1日5,6回の食事を適切な量、時間に取れるか

・1週間に5回の筋トレをどれだけ質を高くできるか

・毎日質の高い睡眠を自分に合った時間取れるか

イチローも野球を始めてから一流選手と世間に認められるまで15年もかかっています。

成果に過剰に期待せず目の前のことをコツコツ積み重ねていきましょう。

4.ハンディのある人ほど偉大な仕事ができる

筋トレを始めると、妨げてくるものがたくさん出てくるでしょう。

しかしそれで諦めていたら永遠に達成できません。なぜなら始めるのに完璧な状態はないからです。

イチローも体が小さいというハンディキャップ背負っていましたが、自分の良さを追求した結果メジャーでもとんでもない成果を出すことができました。

時間がない

お金がない

骨格が悪い

周りに良いジムがない

教えてくれる人がいない

などなど無限に夢を妨げるものが出てきますが、一つ一つ課題を解決して理想を追求していきましょう。

5.人間に不可能なことに向かって突き進む勇気を持とう

人間は本当に不可能なことはない。問題はむしろそれを不可能だと思ってしまう心にある。人類は不治の病を克服してきた。空も飛ぶことができた。絶対に不可能と思われていたことを次々と成し遂げている。

『イチロー思考 孤高を貫き、成功をつかむ』

・1年で〜kg筋肉をつけることは可能なのか

など筋トレをしたことがある方であれば誰もが考えたことがあるでしょう。

近年「1年でつく筋肉は〜kgまでだ」といった科学的な論文などが出てきました。

私自身科学的根拠は非常に重視しますが、「1年でつく筋肉は〜kgまで」といったことを覚えると、それを超えるどころか達成できることもできないと思います。

なぜかというと、無意識的に無理だと感じてしまうからです。

これは打率3割を目指すと届かないけど、3割3分を目指すとしれっと3割を達成してしまうといった心境に近いと思います。

最近では短期間で筋肉を成長させるとてつもない人も出てきました。しかし私は彼らみんながステロイドを使っているとは思えません。

彼らが何を食べて、どんなトレーニングをしているか分からないからです。

自分の可能性を信じて自分の最高を目指しましょう。

6.自分を客観視するイメージトレーニングをしよう

結果に一喜一憂する人間は、自分を客観的に観察できないイメージ力の欠如した人間である。イメージトレーニングが自分を客観的に見る「第三の目」を育ててくれる。
うまくいったら狂喜し、うまくいかないと落ち込む人がいる。それでは何も生まれない。成功した自分、失敗した自分を冷静に観察する「第三の目」の存在こそ、飛躍の糸口になる。

『イチロー思考 孤高を貫き、成功をつかむ』

 

・自分の実力を過信する
・知らぬ間にとんでもないフォームになっていたりする
・自分はしっかり食べていると思ってるけど食べれてない

これらは自分を客観的に見れていない証拠です。

特に周りに指摘をしてくる人がいない環境にいる方は注意すべきだと思います。

7.ミリ単位のズレを感知する

イチローは常に研ぎ澄まされた完成でバットを振っている。だから、ほんのわずかな違いにも敏感になれるのだ。たとえていうなら、並みの打者がセンチ単位で識別することをミリ単位で感じ取ることができるのだ。それだけの感覚を持っているから、ミスの原因も察知できる。原因がわかっていれば、それを修正していけばいいので、気持ちに焦りも出ない。

『イチロー思考 孤高を貫き、成功をつかむ』

イチローは五感(味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚)が非常に鋭く異変にすぐ気づくと言います。

筋トレにおいてもこの解像度の高さは非常に重要で、それを言語化することができれば今後どのように対応すればいいのかが分かるようになります。

・なぜ今日は調子が悪いのか
・ベンチのフォームが正しいか

などなど気づいたことを書き留め自己理解を深めていきましょう。

自分はまだ全然この境地に達していませんが、私もイチローがこのように考えていると理解することができたので、意識化していきたいと思います。

体と頭の両方を使い技を磨いていきましょう。

8.理想を追い求めることをあきらめない

「理想を追い求める」ということはそれほど難しくない。それを不可能にしているのは大抵の場合は他人ではなく自分自身である。
勝手に「こんな高い目標が達成できるわけがない」と決めて諦めてしまう。理想を追い求める時、「やりたいことを貫くこと」と「目標が高すぎるための挫折感」が心の中で必ず綱引きをする。その結果、大抵の場合は「挫折感」が「やりたいこと」を打ち負かしてしまう。

『イチロー思考 孤高を貫き、成功をつかむ』

 

・来月までにベンチプレスを100kg挙げたい
・来年は65kgで絞り切りたいけどできるかな

筋トレをしているあなたは、上記のような目標を持ったことがあると思います。

しかし途中で必ず壁が立ちはだかります。「やっぱ効かせる重視でいいや」とか「来年にしよう」とか逃げに入ってしまいます。

その対処法として、毎日自分がどうなりたいのか紙に書き出すなり、頻繁に声に出すなりすることで弱い自分を追い出すことができます。

9.やる前から分かっているという境地に達する

この本では弓道の例で解説されています。

弓道の達人は弓を射る前に的を射るという。「射る前から分かっている」という感覚がそれを可能にさせています。

つまりイメージが大事だということです。

私はこれを聞いて、big3の更新を思い出しました。

私の場合は毎週水曜日にスクワットの日があるのですが、その日のトレーニングが終わったらすぐに来週の予定を立てます。

そして来週のその日までの時間ずっと脳内でイメージトレーニングをして、ジムに行ってただ達成するといった感じです。

その場で決めるより達成率が爆上がりし、イメージトレーニングの大事さを痛感しました。

ジム行って「今日は150kgでやろうかな〜挙がるかな〜」という行き当たりばったりな行動では遅いです。

最後に

筋肉を成長させるとなると、テクニックとかサプリとか浮かんでしまう人がいますが、それは本質的なことではありません。

最近情報が溢れて、いわゆる「ノウハウコレクター」という人が増えました。

しかし行動だけ変えても一番大事な思考を変えることができなければ、永遠に逆戻りすることになります。

もし筋トレをしていて挫折しそうになったら、一流の思考法に触れてみてほしいです。

think-and-grow-rich

本質的なことは割と聞いたことあることばかりで忘れがちですが、何回も記事を見直すなりして頭に擦り込んでいきましょう。

筋トレは私たちが思っているよりシンプルかもしれません。

参考図書

『イチロー思考 虎口を貫き、成功をつかむ』(東方出版、児玉光雄)

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